芸術空間の系譜 (SD選書 19)オンラインブックダウンロード
芸術空間の系譜 (SD選書 19)
著者 高階 秀爾
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本のタイトル : 芸術空間の系譜 (SD選書 19)
平均的な顧客フィードバック : 4.4 5つ星のうち 1 カスタマーレビュー
ファイル名 : 芸術空間の系譜-sd選書-19.pdf
ファイルサイズ : 19.64 MB
以下は、芸術空間の系譜 (SD選書 19)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
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西洋美術研究の第一人者でもある高階秀爾氏が、西洋芸術に潜む「空間意識」について雄弁に語った一冊。原始美術から抽象芸術に至るまで…正しく時代を超えて、ジャンルを超えて、そこに織り成される芸術空間に着目する事に依って、改めて西洋美術の根源を見出す事が出来る、非常に価値ある著作であった。本書は先ず、所謂「原始美術」とも言えるラスコー洞窟やアルタミラ洞窟の壁画の表現に着目する。そして、古代エジプト美術に見られる「正面向きの身体と側面で捉えた顔や手足」という不可思議な描写を引き合いに出しながら、解り易くその原理を解説する所から始まるのだ。こうした描写について、とかく私達は、古代人の描写技術の稚拙さを連想してしまいがちであるが、高階氏はここに「目で見る世界の表現」を指摘する。即ち、彼等の眼にはそのように映っていたのだ、と。勿論、これは何も、壁画を描いた彼等が、牛を「身体が横向きで角は前向き」の動物だと見做していたという意味ではなく、謂わば「心の目で見る」とでも言うのであろうか、自己の関心の高さや日々の暮らしの中での重要性等をも含みながら、牛の姿を「見て」いたのだと言う。本書はこうして、「現実の姿」と「人間の目に見える姿」を出発点に、様々な視点に依る西洋美術の世界へと私達を誘ってくれるのである。古代ギリシャ、イタリア美術、ゴシック、ルネッサンス…そして、世紀末芸術からキュビズム、抽象芸術…勿論、僅か200頁ほどの書籍なので制限はあるものの、一応は古代から近代に掛けてバランス良く網羅していると言える。そして、常にそこに存在する「空間意識」というものに注目しながら、当時の芸術のあり方を詳らかにしている点は、極めて明確で解り易い。勿論、どの項目も非常に興味深く、然も、必ずや大きく首肯させられるような鋭い指摘があるので、とにかく勉強になる事ばかりなのだ。例えば、遠近法の研究に没頭したとされるパオロ・ウッチェロが、実の所、遠近法を敢えて歪めた描写をしている点を指摘しながら、彼にとっては遠近法はあくまでも「演出」の一環であった事を解説していたり、或いは、今では当たり前のように「キュビズムの先駆者」と位置付けられるセザンヌの評価に一石を投じ、確かにキュビズムの幕開けを告げる発想があるにしても、それは明らかに違う意識の基にある事を説き、「セザンヌ=キュビズムの元祖」と単純に片付けてしまう事に対して警鐘を鳴らしたりもする。今から40年以上も前に執筆されたとは思えない程、実に新鮮な視点を以って書かれた力作であり、実に読み応えがあった。上記に挙げたのは、ほんの一例であるが、西洋美術に多少なりとも関心がある方は誰しも面白く読めるに違いない。尚、高階氏の著作には全て共通して言える事だが、文章は平易で簡潔、とにかく終始一貫して実に解り易い。また、本書は図版の掲載が豊富で、然も、写真等も惜しみなく頁一面を使って紹介したりもしているので、多くの方に親しみを与えるような工夫がある所も高く評価出来ると思う。尤も、上記に述べたように古い著作である事から、折角の掲載写真の画像が非常に荒く、然も白黒なので見辛いという点は否定出来ず、主題や内容は決して時代を感じさせないのに、図版が古さを物語ってしまう所が難点ではある。勿論、図版や写真が内容に大きく影響を及ぼす訳ではないので、個人的にはさして気にはならなかったが、見る人に依っては、年季が入った図版の画質の悪さに不満を覚える方がいるかもしれないので、その点だけは予め留意して頂きたいとは思う。何れにしても、マイナーな部分でマイナス点はあるにしても、西洋美術の原点とその変容を明らかにした力作である事には間違いない。私は、高階氏の著作はこれまでにも何冊か読んで来たが、本書も期待を裏切らない充実度であった。西洋美術の愛好家の方、或いは高階氏の愛読者の方で、まだ本書を手に取っていない方がいたら、是非とも購入をお勧めしたいと思う。
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